恋愛相談と恋愛コラム by 恋愛アドバイザー　コウセイ

どうしても忘れられない女。
忘れようと思っても、どうしても考えてしまう女。

あんな美人をなんで逃してしまったんだろう。

なんであんなに性格のいい子を逃してしまったんだろう。

あの子のあの性格が自分には魅力的だった。

話していてあんなに楽しい子は他にいない。

なんであんな馬鹿なことを言ってしまったんだろう。

がつがつし過ぎたのが悪かったのだろうか。

束縛してしまったのが悪かったのだろうか。

なぜ、なぜ、なぜ・・・

などなど考えてしまい、いつまでも忘れられない女がいるかもしれない。

そしていろいろ考えた結果、最後に気づくことは、
もう終わっているということ。

それなのに、
終わっていると分かっているはずなのに、
それを認められない自分もいるだろう。

自分を責めながらも、
どこかに希望をもってしまい、
どうにか元の関係に戻れないだろうか。
どうすれば落とせるのだろうか。
と何度も何度も考えてしまっているかもしれない。

もしかしたら、彼氏と別れていて、
今連絡したらチャンスかもしれない。

もしかしたら、俺が連絡しないことを寂しがっているかもしれない。

などなど、期待をこめた可能性を考え始める。

この考え方にはまると、延々とこの思考回路をたどることになる。

思い出す
↓
自分を責める
↓
どうにか挽回を考える
↓
でもどうにもできないことに気づく。
↓
有り得ないほんのわずかな可能性を信じようとする。

この後たとえ行動したとしても玉砕するのがセオリーだ。

もしくは、

思い出す
↓
いまやどうにもならないことに気づく。
↓
自分を責める

これを延々と繰り返して、終わらない苦しみにはまっていく。

確かに「諦めなければ必ず夢はかなう」
という言葉を実現した人たちはたくさんいる。

確かに、諦めないという気持ちは大事だ。

しかし、忘れられない女に対する諦めない気持ちのために、
あなたは大事なものを失うことになる。

それは、男にとって何よりも大切なものだ。
その女を得る以上に大切なものだろう。

何を失ってしまうか。
それは、

「自信」だ。

下手打ちして、関係が壊れてしまった女のことを考えるたびに、
自分を責めることになる。

自分の力のなさを痛感する。
それを自分の魅力のなさのせいにしたりもするだろう。

自分より他の男を選ばれたという場合は、
さらに自分をダメ人間だと考えてしまうことだろう。

俺は～なところがダメなんだ。
俺は見た目がよくない。
背が低い、ハゲてる、金がない、トーク力がない・・・
いろいろ自分を否定することになる。

さて、こういう思考回路で、
自分に対する自信を保つことができるだろうか？

ここで一つ覚えておいてほしいが、

自分を受け入れなかった女のことを考えたら、
１００％自信を失う。

ということだ。

自分の未熟さを痛感することによって、
もっと自分を磨かなければならないと、
自己成長につながるのなら、それは良いことだ。

しかし、考えているその瞬間は落ち込んでいるだろう。
自分を責めているだろう。
振られたことを考える→ﾊｯﾋﾟｰ
ということにはならないのだ。

失敗は成長の糧になる。
しかし一度反省すれば十分だ。

それが、何度も何度も自分を責めるような思考回路になってしまうと、
確実に自分に対する自信はなくなっていく。

たかが一人の女のために、
自分の人生を台無しにしてしまっていいのだろうか。

何年も諦めなければいつかは落とせるのかもしれないが、
諦めずに追いかけることによって、
自信をどんどん失っていくことになるだろう。

そんな調子では好きな女を落とすことなどできないだろう。

逆に、きっぱり諦める、という選択肢を選ぶのはどうだろうか。

「確かに好きな女は落とせなかった。
今の自分はまだまだ未熟だ。
もっと鍛えなければならない。

自分は今回の件でそういうことを学んだ。

これ以上考えても自信を失っていくだけだから、
今回のことはいったんすっぱり諦めよう。

そして、自分を磨いていこう。
他にも女はいくらでもいるのだから。」

こういう風に考えるというのはどうだろう。

もしかしたらいつか運がよければまたチャンスがあるかもしれない。
もちろん、そんなチャンスを期待した時点で無理だが、
本当に諦めることができれば、
そういった可能性も現れてくるかもしれない。

そんな可能性はないとしても、
他の女に行った方が、可能性は広がり、
失敗をばねに成長しながら、
自分に対する自信も高めていけることだろう。

とはいえ、それがなかなかできないのも人間だ。
諦めないことによって失うものは他にもある。

その２でお話しします。