恋愛相談と恋愛コラム by 恋愛アドバイザー　コウセイ

コウセイです。

私の社内恋愛の続きです。

会社で高校卒業したばかりの19歳の派遣の女の子が入ってきた。

その子は背が高くスレンダーで、たいていの男なら振り返ってしまう
レベルの高いいい女だった。

しかし、私には「社内恋愛は絶対にしない」というルールがあった。
気になる存在ではあったけれど、あえて恋愛対象外という位置においていた。

社会人2年目の私からはそれほど年の差があるわけではないが、
高校生の面影があるまだ幼さの残る女の子だったので、
すごく年下のようにも思っていた。

会社の中では、仕事で関わる時など、
軽く話しかけていた。

今日の髪型かわいいじゃん、とちょっとからかうように言ったり、
軽口をたたける仲になっていた。
向こうは、話をしている時楽しそうにしているので、勘違いしそうになった。

正直、見た目はかなり好みで、
俺は社内恋愛はしない、と言い聞かせていたように思う。

社内ではそんなにゆっくり話す時間はなかったが、
飲み会で話をする機会がやってきた。

それは異動する人の送別会だった。

仕事が終わった後、15人くらいが居酒屋に集まった。
その子が参加することは、私は知らなかったので、
彼女の姿を見た時、テンションが上がった。

運よく、というか、おそらく半ば奪い取るように
彼女の隣に座った。

普通に楽しく話していたが、
私は彼女にどこか、よそよそしさを感じた。

そして、その子は、わざとなのか、
話しかける私を冷たくあしらうような感じもあった。

私は女性と話をする時に、うわべだけの薄っぺらい話ではなく、
深い話をするために、相手の過去の話を聞いてみたりする。

その時も、

「中学生の頃、どんな子だったん？」

と聞いてみた。

しかし、その会話は男女の会話の雰囲気で、
会社の人たちの集まりの会話には似つかわしくない、場違いな流れになった。

彼女は、
「コウセイさんが私の中学生の頃の話とか聞くんですよーｗ」
と他の人に言った。

なんとなく拒否されているような気がしてきていた。

会社で話している時は気づかなかったが、
彼女は、10代の子にありそうな、わがままなタイプだった。

「社内恋愛はしない」というルールがあったこと、
私はもともと性格のきつい子はタイプではなかったこと、
その子ちょっとそっけない態度などから、
この子は恋愛としてはないな、
と思った。

いちを社交辞令で携帯番号とアドレスを交換して、その日はそのまま終わった。

後日特に連絡しようとも思わなかったので、
普通に日が過ぎていった。

飲み会の日から１週間くらい経ったある日、
その子が話しかけてきた。

「コウセイさん、私の携帯アドレス聞きましたよね？
連絡してこないのは、失礼。」

私の社内恋愛の話。発展